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明るくあたたかい文章が人気のトラクトですが、まだお読みになったことのない方も多いはず。
そこで、このトラクトをWEBコラムとして、不定期でご紹介していきます。
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人生は、一つのドラマです。ドラマには脚本が必要です。そして脚本を書くためには、タイトル、テーマ、主人公の人物像がとても重要な要素となります。これらの設定によって、そのドラマの仕上がりが決定的に変わるからです。同じ主人公の物語であっても、コメディにも、アクションにも、ホラーにもなるのです。
さて、もし自分の自伝ドラマの脚本を書くとするなら、そのタイトル、テーマ、主人公の人物像をどのように設定するでしょうか。私たちは、意外とすでに無意識にそれらを持っていて、設定された通りの人生を歩んでいることがあります。
タイトルというのは、だいたい最後につけるものです。まずはテーマから考えてみましょう。私は、20代後半で心が行き詰まるという経験をしました。その時、人に勧められて自分の人生のテーマを考えてみたのです。
3秒で分かりました。私の人生のテーマは「人にどう思われるか」でした。それは、物心がついた頃から一貫して持ち続けていたテーマでした。生来の性格、崩壊家庭という環境、諸々が影響したのだと思います。
これがテーマですから、常に「人の評価」が自分の生き方を左右しました。人から良い評価を得るとセルフイメージは高くなり、低い評価を得ればセルイメージは果てしなく下がっていきます。自分のセルフイメージを高く保つためには、常に人から良い評価を得ていなければなりません。人の期待に応え、YESマンになり、良い人であるために、「本当の自分」というものを心の奥底の部屋に鍵をかけて閉じ込めてしまったのです。それだけ自分を抑圧したのですから、心が行き詰まるのは当然です。
ドラマの主人公の人物像をどのように設定するのかは重要なポイントです。
ある映画の制作過程を追いかけたドキュメンタリーを見たことがあります。主人公の若い女の子の人物像をどうするかでスタッフの間で大論争になるのです。主人公の名前の前に枕詞を置くのですが、「引っ込み思案のA子」か、「明るく外交的なA子」のどちらにするかで、映画全体が変わってくるわけです。
私の名前にも枕詞がありました。それは「まだ、だめな」です。自分の歩みを振り返ると、常にこの枕詞が名前の前にありました。この一言が、私の人生の歩みを決定づけていたと言っても過言ではありません。
結局は人の評価では、自分の心の空洞は埋まらないのです。ですから「まだ、だめだ」と思い続けるしかないのです。まるでゴールのないマラソンを延々と走り続けているような気分でした。
私の人生ドラマの脚本のテーマは「人にどう思われるか」。主人公の人物像は「まだ、だめな私」でした。このようなドラマを想像してみてください。相当に重たい、暗いドラマになるような気がします。
しかしある時、その物語を書き直すことができたのです。ぽっかり空いた心の空洞が埋まったのです。空洞を埋めたのは「真実の愛」でした。
「人にどう思われるか」が「最高に価値ある自分を生きる」に変わりました。
「まだ、だめな私は」が、「十分に愛されている私は」に変わりました。
この二つが変わると、物語全体がガラリと変わりました。愛、喜び、平安、希望が満ち、人生が輝き始めたのです。
最後にタイトルです。
それは「人生を書き直す」がいいでしょうか。もっとセンスのいいタイトルがあるかもしれませんね。
あなたの人生のタイトル、テーマ、人物像はどのようなものでしょうか?
「真実の愛」を受け取るなら、どんな人の人生も最高に素晴らしい人生ドラマに仕上がるに違いありません。
1964年東京生まれ。荒れ果てた10代を過ごし、20歳の時にコックの仕事で渡米し、クリスチャンとなる。その後、27歳で東京聖書学院を卒業し牧師となる。40歳の時にハワイにあるホノルル・キリスト教会の牧師となり現在に至る。家族は、愛する妻と4人の子供。趣味は、料理と茶道。
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