こんにちは、まつぼです。
暗い出来事や、難しい問題にぶち当たったとき、気持ちが沈んでしまうことや、先が見えなく感じてしまうことがありますよね。
そんな時は世界のベストセラーである「聖書」を開いてみませんか?
今日はそんな落ち込んだ時に読んでほしい「おすすめの聖書の言葉」を、聖書印刷を専門とする新生宣教団のスタッフに聞いてみました!
Writer Profileまつぼ
牧師家庭に生まれ育つ。熱血牧師だった両親への反動で、ゆるふわに育ってしまった。
趣味は散歩、パン作り、刺繍など。難解でお堅いイメージのある聖書&キリスト教ですが、文的にも、見た目的にも、できるだけわかりやすく親しんでもらえたらよいなと思っています!
「聖書」は神の言葉
聖書はご存じの通り、キリスト教の聖典であり、クリスチャンにとって信仰の基盤となるものですが、その実は66巻の書物からなる集合体で、書かれた年代も著者もバラバラです。
そんな聖書ですが、クリスチャンはこれらの聖書がすべて神の霊感(導き)によって書かれた「神の言葉」であると信じています。
●聖書について詳しく知りたい方はこちらの記事もお読みください!
私たち人間は、一寸先も見ることができず、また自分で自分をどうすることもできないような小さい存在ですが、行き詰まった時や悩んだときに、全てを知っておられる神様を見上げ、またその声に耳を傾けることができます。
神様は聖書を通して、私たち人間に数えきれないほど多くの言葉を語りかけ、力強く励まし慰め、前に向かう力を与えて私たちを導いてくれています。
落ち込んでいるときに読んでほしい聖書の言葉
とはいっても、ぶ厚すぎてどこから読んだらいいかわからない!読んでみたけどちんぷんかんぷん!という方のために、聖書印刷を生業とする弊社スタッフに、「落ち込んでいるときに読んでほしい聖書箇所」を選んでもらいました。
神様を信じていない方も、『もしかしたら神様がいて、私に語りかけている言葉かも?』と思って、読んでみてくださいね。
※聖書の文中に出てくる「主」とは神様のことです。
行き詰まっているときに読みたい聖書の言葉
神のなされることは皆
その時にかなって美しい。
伝道者の書3:11
すべてにおいてふさわしい時があるんだ、ということに、なんとなく希望を感じます。(デザイン室)
主は言われる、
わたしがあなたがたに対していだいている計画はわたしが知っている。
それは災を与えようというのではなく、平安を与えようとするものであり、あなたがたに将来を与え、希望を与えようとするものである。
その時、あなたがたはわたしに呼ばわり、来て、わたしに祈る。
わたしはあなたがたの祈を聞く。
あなたがたはわたしを尋ね求めて、わたしに会う。
もしあなたがたが一心にわたしを尋ね求めるならば。
エレミヤ書29:11-13
今までの歩みの中で、先の見通しが立たなくなって、悶々とした気持ちでいた時に、このみ言葉が与えられ希望を持てるようになり、道が開かれていきました。これまで何度となく支えられてきたみ言葉です。(営業部)
あなたの道を主にゆだねよ。
主に信頼せよ、主はそれをなしとげ
詩篇37:5
私の人生全部を主に信頼し、委ねられる!責任をもって、主が私を導き、キリスト者として、育て、一生をかけて完成させてくださる、な、なんというプロポーズ!どんなところを通っていても、この真実の約束を信じ、上を向いて歩ませて頂ける、そんな風に思わされる聖句です。(デザイン室)
それだけではなく、患難をも喜んでいる。
なぜなら、患難は忍耐を生み出し、忍耐は錬達を生み出し、錬達は希望を生み出すことを、知っているからである。そして、希望は失望に終ることはない。
なぜなら、わたしたちに賜わっている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからである。
ローマ人への手紙5:3~5あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。
神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。
コリント人への第一の手紙 10:13
苦しみにも意味があることを知る時、私たちにも耐える力が与えられるのではないでしょうか。(リーダーズチーム)
不安や恐れを感じている時に読みたい聖書の言葉
わたしは山にむかって目をあげる。
わが助けは、どこから来るであろうか。
わが助けは、天と地を造られた主から来る。
主はあなたの足の動かされるのをゆるされない。
あなたを守る者はまどろむことがない。
見よ、イスラエルを守る者はまどろむこともなく、眠ることもない。
主はあなたを守る者、主はあなたの右の手をおおう陰である。
昼は太陽があなたを撃つことなく、夜は月があなたを撃つことはない。
主はあなたを守って、すべての災を免れさせ、またあなたの命を守られる。
主は今からとこしえに至るまで、あなたの出ると入るとを守られるであろう。
詩篇121篇
天地をつくられ私をも造られたお方がいつも私とともにいてくださり、守ってくださると確信できるみ言葉なので好きです。とくに「眠ることもない」というところが好きで、私が眠っている時ですら、主が私を守ってくださっているというのが感謝です!(宣教部)
まず神の国と神の義とを求めなさい。
そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう。
だから、あすのことを思いわずらうな。
あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。
一日の苦労は、その日一日だけで十分である。
マタイによる福音書6:33~34
その昔、牧師だった母が、口癖のように子どもの私たちに言い聞かせていた言葉でした。当時は「そんなこと言われても!!」と反抗的に聞いていましたが、大人になった今、神様に守られ、包まれているような気持ちになります。(デザイン室)
明日のことを心配しても何も変わらないし、今日与えられている1日を精一杯生きたいなと思わされます。(宣教部)
何事も思い煩ってはならない。
ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。
そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。
ピリピ人への手紙4:6~7
とにかく、神様に全てを打ち明け、神様の前に砕かれた者となる。そして全てをお委ねできる幸いに感謝です。(宣教部)
「主はみずからあなたに先立って行き、またあなたと共におり、あなたを見放さず、見捨てられないであろう。
恐れてはならない、おののいてはならない」。
申命記 31:8
私を見離さず見捨てないお方がいるのであれば、どんな試練や困難や恐れ不安にも心配はないと思わされます。(宣教部)
神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい。
ペテロの第一の手紙5:7
私たちの痛みを知り、共に歩んでくださる方に目を向ける時、重荷は軽く感じられ、励ましと勇気が与えられます。(リーダーズチーム)
勇気や元気が出ないときに読みたい聖書の言葉
主を仰ぎ見て、光を得よ
詩篇34:5
私たちは他人を見ると失望し、自分を見ると絶望するしかないものですが、天地を造られ、罪と死からの救い主である神を仰ぎ見る時に、本当の希望があるということを短く表現している聖書のことばです。(生産管理部)
「あなたがたは、この世ではなやみがある。
しかし、勇気を出しなさい。
わたしはすでに世に勝っている」。
ヨハネ16:33
誠志会病院の塩島氏の葬儀の折、証集を頂いて読んだ聖句です。塩島氏が誠志会病院の経営をされるにあたり、ギデオンの副会長の勤めを果たし、主に祈り、与えられた御言葉で、自分もこの言葉に事あるごとにたすけられました。(リーダーズチーム)
すでに世に勝利された神様は、死にも勝利されて死んだ神様ではなくて、今も生きておられる神様。勇気をだして一歩ふみだすことができます。(宣教部)
聖書は、
「すべて彼を信じる者は、失望に終ることがない」と言っている。
ユダヤ人とギリシヤ人との差別はない。同一の主が万民の主であって、彼を呼び求めるすべての人を豊かに恵んで下さるからである。
なぜなら、「主の御名を呼び求める者は、すべて救われる」とあるからである。
ローマ人への手紙10:11~13
個人的にこのみ言葉が信仰決心にいたった聖句です。(リーダーズチーム)
だれでもキリストにあるならば、
その人は新しく造られた者である。
古いものは過ぎ去った、
見よ、すべてが新しくなったのである。
コリント第2の手紙5:17
今がどのような状況だったとしても、このみことばによって新しい希望が与えられます。(デザイン室)
いと高き者のもとにある隠れ場に住む人、全能者の陰にやどる人は主に言うであろう、「わが避け所、わが城、わが信頼しまつるわが神」と。
…たとい千人はあなたのかたわらに倒れ、万人はあなたの右に倒れても、その災はあなたに近づくことはない。
あなたはただ、その目をもって見、悪しき者の報いを見るだけである。
あなたは主を避け所とし、いと高き者をすまいとしたので、災はあなたに臨まず、悩みはあなたの天幕に近づくことはない。
…彼はわたしを愛して離れないゆえに、わたしは彼を助けよう。彼はわが名を知るゆえに、わたしは彼を守る。
彼がわたしを呼ぶとき、わたしは彼に答える。
わたしは彼の悩みのときに、共にいて、彼を救い、彼に光栄を与えよう。
わたしは長寿をもって彼を満ち足らせ、わが救を彼に示すであろう。
詩篇91:1-2,7-10,14-16
好きなみ言葉は色々ありますが、詩篇91篇全部をおすすめします。特に1~2節、7~10節、14~16節です!心を鼓舞する感じで、何も敵はない!と力づけられるし、いつも神様が味方というのが感じられて好きです。(デザイン室)
それでは、これらの事について、なんと言おうか。
もし、神がわたしたちの味方であるなら、だれがわたしたちに敵し得ようか。
ご自身の御子をさえ惜しまないで、わたしたちすべての者のために死に渡されたかたが、どうして、御子のみならず万物をも賜わらないことがあろうか。
だれが、神の選ばれた者たちを訴えるのか。
神は彼らを義とされるのである。
ローマ人への手紙8:33神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。
ローマ人への手紙8:28
この2つのみ言葉は好きな聖句ですが、信仰の決心をして、クリスチャンとして歩きだしてからより身近になり励まされています。(リーダーズチーム)
孤独を感じているときに読みたい聖書の言葉
主よ、あなたはわたしを探り、わたしを知りつくされました。
あなたはわがすわるをも、立つをも知り、遠くからわが思いをわきまえられます。
あなたはわが歩むをも、伏すをも探り出し、わがもろもろの道をことごとく知っておられます。
わたしの舌に一言もないのに、主よ、あなたはことごとくそれを知られます。
詩篇139:1-4
自分のことをいつも目に留めてくださっているお方がおられる!ことを思い出し平安が与えられます。(デザイン室)
主はわたしの牧者であって、わたしには乏しいことがない。
主はわたしを緑の牧場に伏させ、いこいのみぎわに伴われる。
主はわたしの魂をいきかえらせ、み名のためにわたしを正しい道に導かれる。
たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、わざわいを恐れません。あなたがわたしと共におられるからです。
詩篇23:1~4
共に歩んでくださる方がどういう方なのか知れば知るほど、安心感(平安)が強まると思いますので、知っていただきたいです。(リーダーズチーム)
悲しい時に読みたい聖書の言葉
ほむべきかな、わたしたちの主イエス・キリストの父なる神、あわれみ深き父、慰めに満ちたる神。
神は、いかなる患難の中にいる時でもわたしたちを慰めて下さり、また、わたしたち自身も、神に慰めていただくその慰めをもって、あらゆる患難の中にある人々を慰めることができるようにして下さるのである。
それは、キリストの苦難がわたしたちに満ちあふれているように、わたしたちの受ける慰めもまた、キリストによって満ちあふれているからである。
コリント人への第二の手紙1:1~4
神様は、強くて厳しいだけのお方ではなく、人の弱さを受け入れて慰めてくださる優しい方で、神様ご自身も苦難を体験したからこそ、私たちの苦しみを理解して寄り添ってくださるんだと思わされます。(デザイン室)
悲しんでいる人たちは、さいわいである、彼らは慰められるであろう。
マタイによる福音書5:4すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。
マタイによる福音書11:28
私たちの痛みを知り、共に歩んでくださる方に目を向ける時、重荷は軽く感じられ、励ましと勇気が与えられます。(リーダーズチーム)
聖書を読んでみよう!
いかがでしたか。読んでいると何となくふしぎな力がみなぎってくるような気がしませんでしたか?
「信仰」とは、自分の限界や弱さを認めて、神の前にへりくだり、導きを乞うこと。その名の通り「信じて仰ぐこと」です。
ぎゅっと頑なに握りしめていた自分の思いや理解を手放して、その思いや行くべき道を神様にゆだねるとき、神様はそんな私たちの弱さや気持ちを受け止めて寄り添いつつ、想像以上に力強く励まして、導いてくださいます。
人生に苦しさや行き詰まりを感じたら、あなたも「聖書」を読んで、神様の言葉に耳を傾けてみませんか?
初心者の方におすすめの聖書箇所
読んでみたいけど、分厚い上に難解でどこから読んだら良いかわからない…という方には、以下の箇所(書巻)がおすすめです。
詩篇の著者、ダビデ 詩篇
多くがイスラエルの王「ダビデ」が神様に捧げた詩と言われています。150篇の詩がまとめられています。ダビデ王は様々な困難に出遭った時や、うれしい時、悲しい時、とても素直に神様への思いを詩にしました。その美しい信仰告白は私たちが神様を見上げるときの指針として、また神様がどのような方であるかを思い起こさせて、私たちを導いてくれます。
箴言
古代の知者として名高いソロモン王によって書かれた「知恵の書」です。ソロモン王は神によって知恵を与えられ、「箴言」や「知恵の書」などを書きました。箴言は格言や教えなどが書かれていますが、歴史書などと違って、前知識などが無くても読むことができますのでおすすめです。神様の前にへりくだることを教えてくれます。
著者ルカ ルカによる福音書
この書はキリスト教に改心したギリシャ人の医者ルカが、ローマの高官宛に報告のために書いたものです。包括的で正確な記録になっていて、内容も物語的要素が多くとても読みやすい書巻です。キリスト教会のクリスマスで行われる降誕劇のシナリオは、このルカの冒頭がよく使われます。初心者でも読みやすく、わかりやすい福音書です。
ヨハネによる福音書
イエスの12弟子の一人であったヨハネによって書かれた福音書です。この書はイエスの福音を必要とする全ての人へ向けて書かれているため、どんな人にも訴えるものがあります。イエスが“神の子”であることを強調しているため、最も神学的な内容になっている福音書で、イエスキリストがどんなことを語られたのか、何をしたのかを知りたい方はまずこちらを読むのがおすすめです。
聖書は町の本屋さんや、キリスト教書店、ネット通販でも購入可能です。
無料で読めるアプリなどもありますよ。
●聖書の種類や入手方法について、くわしくはこちらの記事をお読みください
また「よく分からないから、教会の礼拝に行ってみて、牧師の説教を聞いてみる…」というのもおすすめですよ。
皆さまの上に、神様の祝福と励まし、導きがありますように。
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