条例の改定で中国のキリスト教はどうなる?

今年2月に中国で「宗教事務条例」が施行されました。宗教管理が強化され、政府による厳しい干渉が始まったとの見方が強まっています。

ネット販売中止! 聖書がますます入手困難に?!

中国での一般的な聖書の入手方法は限られており、これまでは公認教会の窓口かインターネットで注文するしかありませんでした。また、注文できる数にも限りがありました。

インターネットサイトの商品画面:聖書や福音文書の注文ができなくなっている

さらに、今年4月からはインターネットでの聖書の販売が停止されています。宗教的な書籍や雑誌、商品を違法に広めたり販売してはならないという禁止令が出されていることから、新たな条例が影響しているものと思われます。

人民日報は「条例を遵守し、法律が認める範囲内で宗教活動を展開することが、宗教信仰の自由の権利を十分得る前提と保障であり、これらに対する最大の保護である*」と論じています。

*2017年9月8日『人民日報』評論員記事

告知画像:「全てのサイトで聖書の販売を禁止する。徐々にキリスト教書籍も販売禁止となる」とある

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