新生宣教団にお仕事をご依頼くださっているミッションパートナーを紹介するこのシリーズ、今回は「伝道団体連絡協議会」をご紹介します!
新生宣教団では伝道団体連絡協議会の機関紙である「協力」などの制作と印刷をさせていただいています。
また新生宣教団自身も、伝道団体連絡協議会(通称「伝団協」)の一員です。
伝道団体連絡協議会とはどのような団体なのか、会長の姫井雅夫先生にインタビューさせていただきました!
伝道団体連絡協議会の会長、姫井先生(写真左上)にインタビュー
日本には教会と言っても、様々な教会がありますよね。それと同じように、伝道団体にもいろいろな団体があります。伝道団体連絡協議会は、そういった伝道団体同士が交流を持って、お互いの働きを励まし合って行こうということで生まれました。太平洋放送協会でお働きになっていた羽鳥明師らが発起人となって発足しました。
宣教は、教会だけではなく様々な伝道団体も行っており、両者は車の両輪のような関係です。各教会が様々なグループに属しているのと同じように、伝道団体においてもお互いに励まし合うグループが必要であるということで作られました。教会がキリストの体であるのに対して、伝道団体はその手足のようなもので、各教会の働きを助けるもの、そのような意識でスタートし、現在に至っています。
発足当時は50以上の団体がありましたが、現在では25団体が加盟しています。JEA(日本福音同盟)グループにも加えさせていただいています。
主にキリスト教プロテスタントの超教派の伝道団体で構成されています。
世界中に宣教師を派遣する団体や、新聞や書籍の出版を行うメディア団体、学生伝道団体、ラジオやテレビで放送伝道を行う団体、ネット伝道を行う団体など、様々な団体が所属しています。そういった様々な団体がひとつになっているということは本当に幸いなことです。最近では日本国際ギデオン協会や、アンテオケ宣教会が加入しました。
新年には全会員が集まる新年交歓会を開催しています。活動の報告や予定を分かち合い、祈りの交わりを持ちます。
それから、最近はコロナの関係で長らく開催できていませんでしたが、「フェスティバル」という集会を開催しています。
今年は久しぶりに開催されましたが、OCC(御茶ノ水クリスチャンセンター)の8階ホールを使って、数年に一度この「フェスティバル」を開催しています。
今年はまだそこまで本格的には開催できませんでしたが、これまでのフェスティバルでは、各団体がブースを出して、それぞれ自分の活動を紹介し、チャペルでは音楽伝道を行う団体がリードして音楽を演奏したり、また講演会をしたりしていました。お互いを知り合い、励まし合い、祈り合う。そして一般の信徒の方にも「こんな団体があるんだ」と知っていただく機会となっていました。一般の信徒の方々は、機会が無ければどんな伝道団体があるのかという事をあまり知らないと思いますので、こういった場を通して、自分の教会でも使える伝道のアイディアを吸収していただくことができました。
●今年の10月10日に3年ぶりに対面開催された「秋のフェスティバル」
開催の様子はクリスチャン新聞でも紹介されました。
日本はクリスチャンが非常に少なく、宣教も色々な難しさがあります。そういう国で宣教を進めていくためには、教会だけでなく、様々な強みに特化した伝道団体が各教会を助けることが必要になります。この団体の第一の目的は、そのような必要な働きを励ますこと、突き詰めるとつまり「人々に福音を伝える」ということです。
そして第二の目的は団体同士が祈り合い励まし合うこと、それぞれの役割は違うけれど、神様にあって家族として一致する場を作りだすことです。例えば所属している団体が組織的・経済的な困難に瀕するようなことがあれば、伝道団体連絡協議会としてできる限り助け、また問題解決のために、教会にコンタクトを取ってその働きのために力を尽くしています。
そのように、宣教のために個々の伝道活動の認知を広めること、お互いに助け合うことがこの活動の重要な意義目的です。
それぞれの使命を持って活動する伝道団体は素晴らしいものですが、ともすると個々の働きですから、孤立しやすく、孤独感を感じたり、トラブルによって折れてしまうようなこともあります。そんな団体を励まし合い、育て合っていく場があるということは、とても重要なことだと思います。
またそれぞれの強みがありますから、お互いの強みを知り合って相互に協力し合うことで、個々の働きもさらに強められていきます。
伝道団体連絡協議会には規約がありますので、それに則っていただく必要があります。会費なども払っていただく必要があります。
でも「お互いに励まし合って伝道のために協力し合っていきましょう!」というスピリットがありましたら、ぜひどうぞ私たちの仲間に加わってください。
個々の活動でニュースがあればそれを分かち合い、祈り合い、励まし合いましょう。
これからの時代はやはりインターネットやパソコンの時代ですね。特に伝道というものは情報発信ですから、伝道団体にとって避けて通れません。目まぐるしいスピードで、高齢者には色々と難しさを感じるところもあります。そういったITのスキルに課題を感じている伝道団体メンバーも少なくないと思います。なので伝道団体連絡協議会のコミュニティ内でも、そういったIT面をサポートし合えるような機会が設けられたら良いなと感じています。
その他にも、たとえば「小さないのちを守る会」などは、現代社会のとても難しい問題に取り組んでおられる非常に重要な働きだと思いますし、また、子どもや若者たちへの伝道なども、年々難しさを究めていますが、そういった現代ならではの困難に正面から向き合って取り組んでおられる「hi-b.a.」、そして最近では、ウクライナのことを受けて、「ハンガーゼロ」はたくさんの支援物資をウクライナの国境付近まで届けたりもしました。そういった個々人や教会だけではできない、時代に即した必要な働きも、伝道団体は担っています。そういった団体たちと相互に綿密に情報交換をしながら、また時には教会への橋渡しもしながら、時代に即した必要な働きを励まし合って行きたいと思います。
カルト問題が取りざたされる昨今ですが、キリスト教を自称する団体の中にも、必ずしもキリスト教ではない団体があることもあります。そのような点においても、伝道団体連絡協議会に入っていることで、教会にその団体の信頼性を示すという役割も果たせるのではないでしょうか。
それぞれの団体が本当に丁寧に真摯に、それぞれの働きを果たしてくださっていることは、会長の私から見ると本当に感謝で、涙が出そうなことです。またさらに「私たちも加えてください」という仲間が起こされてくれば、本当にうれしいなと思います。
姫井先生、貴重なお時間をいただきインタビューさせてくださってありがとうございました!
私たち新生宣教団もそうですが、それぞれの働きを励まし合える場があるということは、伝道団体にとってとても重要で感謝なことです。伝道団体連絡協議会に興味を持たれた伝道団体の方がいらっしゃいましたら、公式サイトからお気軽にご連絡ください!共に励まし合えることを、伝道団体連絡協議会の一員としても楽しみにしています。
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