ミッションパートナーのスポーツミニストリー「FCAジャパン」のウィル・トンプソン氏へのインタビュー。2回目となる今回は、この7月にリリース予定のリソース『SPORTS BIBLEスポーツバイブル ~勝利より大切なもの~』について、詳しく伺いました。
前回の記事(インタビューその1)はこちら
オリンピックシーズンにピッタリな『スポーツバイブル』はFCAジャパンのWEBサイトから本体無料(送料の負担と任意献金のみ)でご注文いただけます。 ※発送は7月中旬以降を予定しています。
スポーツに対して関心が高まっているこの時期、伝道活動にこの『スポーツバイブル』をお用いください!
まず最初にだれもが知っている7人のクリスチャン選手の証が掲載されていて、その次にマタイ・マルコ・ルカ・ヨハネの四福音書(リビングバイブル)、後半には無料ダウンロードアプリとも連携した、スポーツマン向けのデボーションガイドが収録されています。全部で340ページと充実した内容で、ノンクリスチャンにも渡しやすいリソースです。
▶ スポーツバイブルのご注文はこちら【FCAジャパンWEBサイト】
オリンピックをきっかけとして作ることになりました。もし昨年予定通りに開催していたとしたら、世界中からミッションチームが来て、スポーツの盛り上がり、また国際的なイベントの盛り上がりを利用して、地域に出て行って、さまざまなスポーツミニストリーのイベントを開催する予定でした。
ラグビーワールドカップが開催されたときも、開催された12都市に色々なミッションチームや元選手が来て活動しました。しかし新型コロナウイルス流行のために、在留カードを持っていない外国人はいまだ入国できない状況で、このような活動ができなくなってしまいました。
ですがこのような状況ではあっても、オリンピックが行われるということで、この盛り上がりのチャンスを用いないといけないということで、このスポーツバイブルを出版して、この機会に用いたいと願っています。
またオリンピックはもちろんですが、オリンピックが終わった後でも、パートナーシップのある教会や宣教団体で用いられるリソースとして、とても良いものだと思って作っています。
オリンピック開催をめぐっては非常に複雑な状況になっていますが、私はオリンピックがあっても無くても、日本はスポーツの国だと思っています。
そして福音が届いていないスポーツマンがいることを、教会側が知らないというのが現実だと思っていますので、ですからオリンピック開催に関わらず、また終わった後でも、このリソースはまだ福音の届いていない人々への次なるステップとしてとても重要なものだと思っています。
そのため今回はまず最初に2万冊を印刷する予定ですが、来年再来年と必要に応じてまたこのようなリソースを印刷していきたいと思っています。
はい。今回は7人の選手の証が入っていますが、その中で一人日本人の選手が入っています。
2000年シドニーオリンピックのテコンドー銅メダリストの岡本依子さんです。
一昨年の『スポーツバイブルラグビー版』には、岡本さんの他に日本人サッカー選手とバスケットボール選手の証が入っていました。
今回入っている日本人選手は岡本依子さんだけですが、他の選手もみんな日本の人がよく知っている選手です。例えばプロ野球で活躍された選手や、おととしのラグビーワールドカップで優勝した南アフリカチームのキャプテン(シヤ・コリシ)も熱心な信者で、すばらしい証がありますので入れました。
選手の証にフォーカスしているためノンクリスチャンの人にも読みやすいと思います。
今回は最初に選手の証が入っています。そしてその後に4つの福音書、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネがあり、その後にスポーツマン向けのデボーションガイドがあります。FCAはさまざまなリソースを作っていますので、英語のデボーションガイドもあり、それを日本語にして、日本人向けにアレンジして福音書の後に入れています。
そして既にスマホ用の聖書のリーディングアプリを公開していますので、そのアプリとつなげるためのQRコードなども今回のデボーションガイドに入れています。
今回収録されている聖書は4つの福音書だけですが、このQRコードを通して全部の聖書が無料で読めるアプリにアクセスできます。
『ベースボールバイブル』を作った時からそうですが、何とかして、これを手にとった人が興味を持って読んでくれるものにしたいと思いました。
そのため『ベースボールバイブル』を作るときは、ベースボールマガジンなどのスポーツ紙のデザインを手掛けているグラフィックデザイナーがチームの一員だったので、彼に表紙や本文のデザインを依頼して作りました。それはどうしても宗教くさいデザインにしたくないというこだわりがあったからです。
たとえば表紙に大きく十字架の絵が入っているとか、そういうものではなく、実際に野球をしている人の立場で読みたいと思えるデザインになるように作りました。
プロフェッショナルなデザインで、中身のテキストについても、積極的すぎて引かれることが無いように、自然な流れでイエス様について知ってもらえるようにこだわって作っています。
実際、学校など宗教的なものの配布に対して厳しいところでは、宗教的な主張が強いものを配る事は断られることがありますが、「これは世界的によく知られた『聖書』で、歴史などを学ぶ上でも為になるものです」と説明すると、「それではぜひ配ってください」と言われたこともあります。
そのため今回のカバーデザインも「聖書っぽくない」デザインにこだわっています。アスリートの人たちが自然と手に取って読めるようなデザインにしました。
ぜひ日本のクリスチャンのみなさんに注文して使ってほしいです。
今回のリソースは無料ですが、私たちの力だけでは配れないですし、私たちが全てのスポーツ界につながっているわけでもないので、この配布に協力してほしいです。
これまでの『ベースボールバイブル』や『スポーツバイブル ラグビー版』の時も、キリスト教会や宣教団体、個人のクリスチャンに協力してもらっています。
ただお願いしたいのは配り方についてです。私たちは知らない人にただ配るのではなく、まず関係を築いてそれから手渡すことを大切にしていますので、ぜひそのようにしてほしいです。
例えばスポーツ好きの親戚とか、友人や同僚がいたら、使ってほしいと思っています。
その場合はFCAジャパンのWEBサイトから注文してください。
『スポーツバイブル』は無料ですが、配送料だけ「着払い」という形でご負担いただきます。
FCAとビブリカという宣教団体がファンドレイズしたため無料ですが、特に教会や宣教団体の方は、自由献金という形でサポートしていただけたらとてもありがたいです。
今回新しく作られる『スポーツバイブル』だけでなく、『ベースボールバイブル』や『スポーツバイブル ラグビー版』も一緒に注文していただくことができます。
今回の『スポーツバイブル』は7月の中旬ごろの完成を予定しています。
あなたの住んでいる地域でもスポーツをやっている子ども、少年、大人のアスリートたちがいると思いますので、彼らに福音を届けるための一歩を踏み出し、彼らのために祈ってください。
どんな形でも神様の愛を通して証ししてほしいです。
FCAジャパンではボランティアも募集しています。教会には昔スポーツをしていた人もたくさんいると思いますので、スポーツチャプレンとして、またスポーツイベントを行う時のスタッフとしてボランティアとしてもご協力ください。クリスチャンアスリートたちのための小グループ(ハドル)を全国で開催していくためのハドルリーダーも育てていきたいと願っています。
また今のところはほとんど海外からの献金を資金として活動していますが、キリストの身体を建てあげるために、この活動を覚えてご支援いただければと思います。
写真提供:FCA
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インタビューにご協力くださったウィル・トンプソンさん、ありがとうございました。
2回にわたってFCAジャパンの活動と新しい『スポーツバイブル』についてご紹介できたことを感謝します。
現在制作中の『スポーツバイブル』をどうぞご注文のうえ配布にご協力ください。またFCAジャパンの活動がますます豊かに用いられ祝福されるよう、覚えてお祈りください。
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