今年実施する『ホープ・フォー・リビング フィリピン』の現地受け入れ先は、キリスト教慈善団体、ダイナミック・ティーン・カンパニー(DTC)です。この団体の設立者で、2009年にCNNヒーロー・オブ・ザ・イヤーを受賞している、エフレン・ペニャフロリダさんが初来日し、7/6~7/12の日程でフィリピン大使館での記者会見、在日フィリピン人グループでの講演会、都内各地の教会で証し会、そしてNHKワールドへの出演などの機会が持たれました。
NHKワールドは、数年前よりエフレンさんの働きに注目し、取材を続けています。今回の来日では、直接本人からのメッセージを伝えたいとの希望で、スタジオ出演が決まりました。「日本のマンガがフィリピンでは大人気であり、そのマンガが教材として使われる事によって子どもたちの学ぶ姿勢が変わった」と語りました。
エフレンさんは大学時代に思うように勉強がはかどらない事や、本当にこのまま進めて良いのかという葛藤に悩まされ、大学を辞めようと思ったこともありましたが、そのような時に一人のクリスチャンに出会い、キリストの福音を聞き、信仰を持ち、クリスチャンとしての歩みが始まりました。これまで持っていた漠然とした希望ではなく、神様から与えられた使命に生きる希望が得られたことにより、慈善団体での働きも継続できたと言います。
そして、今回、日本からのマンガ聖書を導入する事により、さらに確実な働きができると期待しています。読み書きや計算といった基礎教育と同時に、道徳のなかでの福音宣教です。「文字ですべてを理解できない子どもでもマンガの絵がその理解を助けます。しかもそれは、テレビで出てくるような日本のアニメタッチのマンガですから、目を輝かせて理解しようとします」。
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