2年前、神様はレバノンにいる仲間の宣教師にシリアの難民キャンプに行き、そこでテント(天幕)の教会を建てるよう示されました。彼らは15年以上もイスラム教徒のために働いていましたが、新たな命令は彼らにとってかなりの重荷でした。しかし神様に従うことで、それ以来たくさんの奇跡を見ています。
新たな難民がキャンプに来ると宣教チームは食べ物や日常の必需品を持って彼らを訪ね、愛のテント(教会)に招待します。彼らが教会に来たらイエス様の映画(ジーザス・ストーリー)を見せ、イエス様を救い主として受け入れないか聞きます。
昨年11月、私がそのテントにいるときにも複数の家族に映画が上映され、25人以上の子どもや母親がイエス様を救い主として受け入れました。
そこで私たちは「マンガ メサイア」を贈り物と一緒に渡しました。難民となって以来読み物がほとんどなかったため、子どもたちは本当に喜んで受け取ってくれました。そして子どもたちの親、特に父親が「マンガ メサイア」にとても関心を持ち、夜になると読んでいると聞かされました。
男性はイスラム社会のなかでキリスト教のものに興味を持っていることを知られたくありません。
そのような理由から子どもから渡された「マンガ メサイア」を夜間に読んでいるのです。また、私たちは字が読めない子にもアラビア語の「マンガ メサイア」を渡し、彼らに読んであげるよう親に頼みます。そうすれば親も読むことになるからです。
ある時私は宣教師と一緒に難民キャンプを歩いていると、突然イスラム教の少年が来て何か読み物はないかと言います。そこで「聖書は?」と聞くと「OK」と言うのでアラビア語の「マンガ メサイア」と新約聖書をあげました。すると別な子が来てその子もほしいと言います。そして彼らは「マンガ メサイア」を手に入れて本当に嬉しそうにしていました。
今はシリア難民の収穫の時だと確信しています。 ほんの数年前までシリアは中東の中で最も強いイスラム教信仰を持つ国の一つでした。ところが内戦により家と家族を失い、国から逃れなければなりませんでした。私はたくさんの女性が病気のために宣教師の祈りを必要とするのを見たり、癒しの証しを彼女たちから聞きました。また、子どもたちも祈りが何度も聞かれたことを神様に感謝しています。神様の導きにより彼らはイエス様に出会うことができたのです。
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