今年インドでは2200万人の子どもが15才になります。私たちが何もしなければ心の柔軟なこの子どもたちは福音を聞く機会を失うことになります。彼らの中には価値のない階層と見なされるダリットも含まれています。学校に行かれず、文字も読めない、賃金を搾取され、身分が低い、あるいは女性というだけで疎まれる。自尊心を失った子どもに世代間で引き継がれる負の連鎖から逃れる機会はほとんどありません。
私たちが急いでしなければならないことは、彼らが福音のメッセージを受け入れやすいうち(おもに4才から14才のあいだ)に手を差し伸べることです。若者は福音に心を開いています。キリストを信じた人は家族や友人に福音を分かつのにも熱心です。また、インドは人口13億人の88%以上、圧倒的大多数がヒンズー教徒またはイスラム教徒です。迫害される兄弟姉妹を私たちはみことばをとおして励まし、支えることができるのです。
※これは宣教団体「ミッション・インディア」との協働プロジェクトです。
ヒンディー語はインドで最も多くの人に話されている言語で、世界の母語話者数のなかでも中国語、英語に続く多さです。
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54才のマラティは読み書きができませんでした。必死でためた2,500ルピー(3,920円)を銀行に預けるとき、そばにいた若者に書類の記入を頼みました。若者は喜んで手伝ってくれましたが、彼は自分の口座に送金していたのです。全財産を失って夫はひどく怒り、マラティは「成人向け識字教室」に行く決心をしました。
識字教室では庭造りについても教わりました。僻地にいたマラティはわざわざ街まで買い出しに行っていましたが、手に入るのは高値なものか腐ったものでした。彼女は自分の庭で新鮮な野菜を栽培し、費やしていたお金を節約できるようになりました。
あるときマラティは親しくなった教師、スニティアの家の賛美集会に誘われました。そこで福音を聞き、心が動かされました。間もなく彼女はイエス様を救い主として受け入れました。贈り物としてスニティアからもらった聖書を今も宝物のように大切に読んでいます。
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