昨年秋に新生宣教団で印刷された少数民族言語「ヌクオロ語」の聖書が、ポンペイ諸島に無事届けられました!
ヌクオロ語は、ミクロネシア連邦ポンペイ州に属するカロリン諸島のヌクオロ環礁とポンペイ島で用いられる少数民族言語です。
話者が少ないため印刷数は750冊と少数でしたが、貴重なヌクオロ語の最初の旧新約聖書となりました。
3月25日、ミッションパートナーによってポンペイ諸島のコロニアで、ヌクオロ語聖書の完成を祝うセレモニーが行われました。
ヌクオロ語聖書の完成は、ヌクオロ語聖書翻訳チームによる60年以上にわたる献身的なプロジェクトの集大成でした。
1921年に最初のヌクオロ語の福音書がドイツで印刷されました。初期のヌクオロクリスチャンたちは福音への情熱に燃え、近隣のカピンガマランギ島にも福音を伝えました。
1950年代には、地元の人々で構成されたチームによる翻訳作業が本格的に始まりました。彼らは1980年代後半に新約聖書の翻訳を完成させ、その後もチームは旧約聖書の翻訳を続け、今回完成に至りました。
現在世界中で、完全な旧新約聖書が翻訳された言語は725言語です。ヌクオロ語は、この特権を持つ世界で最も小さな言語グループの1つかもしれません。
奉献式を終えたヌクオロ語聖書は、翌日ヌクオロ島に向けて出港しました。
この翻訳は、印刷された形で入手できるだけでなく、Google Play ストアで Android デバイス用の聖書アプリとして入手することもできるようになりました。
この記念すべきすばらしいプロジェクトに関わることができ、新生宣教団が貴重なヌクオロ語聖書の印刷に携わることができた事を感謝します。
このプロジェクトを覚えてお祈りくださりありがとうございます。感謝とともにご報告します。
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