今回は、新生宣教団のミッションパートナーでもある「OneHope Japan」ミニストリーをご紹介します。
OneHope Japanディレクターの宇賀さんに、活動についてインタビューさせていただきました。
OneHopeは「すべての子どもと青年にみことばをとどける」ことをビジョンとしたミニストリーです。
米国を本部として、世界100カ国以上で青少年伝道のためのミニストリーを展開しています。
ミニストリーの主な活動は、福音伝道のためのツールを提供することです。
OneHope Japanでは、『HOPE NAVI』、『マンガ・ミッション』、『こども聖書アプリブック』、『クリスマス 希望のストーリー』といった福音文書ツールと、『こども聖書アプリ』、『LUMO(ルーモ)』、『Paper Flower & JUNCTIONフィルムシリーズ』というデジタルコンテンツを配信しています。
「こども聖書アプリ」から8話をピックアップしたミニ冊子。各話の最後には、ミニクイズ・間違い探し・迷路などのワークがついています。冊子形式だから、アプリが使えないこどもでも読めます。
小学校低学年の子どもたちにおすすめです。(1冊38ページ)
世界の創造、イエス・キリストの生涯と十字架、復活を読みやすいマンガにした小冊子。新生宣教団で発行している「マンガ メサイア」のダイジェストに、「天地創造」が入った特別バージョン。家族、友情、成功、恋愛、中毒など若者の関心をひくテーマのコラムも入っています。
小学生から高校生と幅広い年代で用いられる伝道ツール。(1冊64ページ)
聖書入門の新定番!
OneHopeの代表的トラクト「Book of Hope」が、若者の世界観、価値観、聖書理解の調査のもと、日本の若者向けにリニューアルされました。
創世記から新約聖書まで、美しいイラストと分かり易い文章とともに旅をします。(1冊34ページ)
クリスマス時期にピッタリな、クリスマス希望のストーリーを、若者の興味をひく新しいカバーにしてお届けします。
クリスマス伝道、キャロリング、クリスマス集会の案内と一緒にお用いください。(1冊48ページ)
これらの福音文書はすべて本体無料で、送料のみの負担で注文できます。
OneHope Japanのホームページ からお申し込みください。
▶ 無料ツールのお申込み(OneHope Japanサイト)
どのツールも子どもや青少年の興味を引くデザインで、ノンクリスチャンの人にも受け入れやすい構成になっています。
34ページのものから64ページのものまであり、トラクトよりもボリュームがあって読みごたえがあり、聖書よりも薄くて読みやすいボリュームです。
OneHope Japanが創設された当初は、英語のツールを日本語に訳して使っていましたが、きちんとリサーチを行い、ちゃんと「日本の若者」の心に届くコンテンツを提供することにこだわって、ツールをアップデートしてきました。
「キレイでおしゃれで、青年が興味を持つ内容なのでうれしい」という反響もいただいています。
時代の流れを捉え、ここ5~10年はアニメで聖書のストーリーを見れる「こども聖書オンライン」や、映画「ザ・ミッション」の映像に合わせて聖書を朗読する「LUMO」など、あらたに映像やWEBに特化したコンテンツも多数配信しています。
アナログメディアとデジタルメディア、場面に応じてこの両方のアプローチを発展させていくことが必要であると強く感じています。
OneHope Japanが活動を始めたのは2005年で、以来1500以上の日本国内のキリスト教会やミッションスクールと協力して宣教活動を行ってきました。
2019年度は600件ほどの注文を受け、合計56万冊の伝道文書を発送しました。
トラクトの配布のほかに、教会での子ども向けミニストリーの必要性を訴える啓蒙活動や、教会向けセミナー、より効果的な伝道のためのリサーチ調査活動なども行っています。
この4月から、新型コロナウイルスの流行に伴い、教会の活動が大きく制限されることになりました。
大人向けの礼拝は動画配信によって継続されている教会もたくさんありましたが、その一方子どものための教会学校は中止を余儀なくされている教会がほとんどでした。
この現状を危惧したOneHope Japanのスタッフにより、急遽 子どものための教会学校チャンネル「こども聖書クラスオンライン」 の配信をスタートしました。
先のことをあまり考えず、『とにかくやらなければ!』という気持ちで、企画から4日後に最初の動画を撮影・編集して公開しました。
ほとんど経験はありませんでしたが、「みっくん」ことスタッフの石倉は、もともとパソコンに強く、必要な賜物も備えられていました。
また昨年末ごろから「こども聖書アプリ」のテキストを作るという計画が上がっていて、監修してくださっている牧師先生もいて、準備がしてありました。
協力してくださるボランティアの方もいて、まさに道が備えられていました。
7月ごろには必要な資金が途絶え、チャンネルの継続は難しいと思いましたが、クラウドファウンディングで支援を募ったところ、必要が満たされ、この活動を続けることができました。
感想やコメントを送れるシステムにしているのですが、いつも「楽しかった!」「楽しい!」と感想を送ってきてくれます。
クラウドファウンディングを募集したときには、アメリカ在住の日本人の男の子がおじいちゃんにもらったという大事なお小遣いを送ってくれました。
お手伝いをしたお駄賃を送って、「ぜひ続けてほしい」と言ってくれた子もいました。
日本の教会の24%は、子どものための教会学校自体がありません。また海外在住で英語が得意でない子どもたちもいます。
新型コロナウイルスをきっかけに始まったプロジェクトでしたが、そういったところにいる子どもたちにとっても、確かなニーズと反響がありました。
今後も「こども聖書アプリ」の41のテキスト分すべての動画を作りたいと思っています。
新生宣教団は2005年に日本での活動が始まった当初からお世話になっています。
トラクトはすべて新生宣教団で印刷、製本していただいています。
私たちはとても小さいチームですし、小さい事務所なので、私たちと同じように「宣教」のビジョンを持って印刷や在庫の管理、印刷時の組版などについても支えてくれるパートナーがいることは、とても心強いです。
イザヤ55:11「わが口から出る言葉も、むなしくわたしに帰らない。わたしの喜ぶところのことをなし、わたしが命じ送った事を果す。」
マタイ9:37-38「そして弟子たちに言われた、「収穫は多いが、働き人が少ない。だから、収穫の主に願って、その収穫のために働き人を送り出すようにしてもらいなさい」
などの聖句を覚えていつも祈っています。
地域教会と協力しつつ、地域教会を通してこれらのトラクトを地域に配布してもらいたいです。
有効に用いてもらえるようにと願っています。
OneHopeさんの子どもから青少年への伝道と霊的成長に熱いビジョンを持って活動しておられる姿に励まされます。
ビジョンに突き動かされてまず一歩踏み出す時、全ての道は備えられており、必要も与えられていくということを感じました。
このようなすばらしいミニストリーに関われることを心から感謝します。
これからもそれぞれの役割を果たし、応援し合い、支え合いつつ福音伝道のために進んでいきたいです。
OneHopeさんの働きのために、また印刷に携わる新生宣教団のためにも覚えてお祈りください。
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