新生宣教団では2018年から、マンガ聖書をインドに送り届けるプロジェクトを行っています。
このプロジェクトはインドで「子ども聖書クラブ」、「成人向け識字教室」、「教会開拓トレーニング」などを行う宣教パートナー「ミッションインディア」と協力して、インドにヒンディ語の『マンガ メサイア』55万5000冊を送るプロジェクトです。
皆さまのお祈りとご支援によって2019年には第一期として11万冊を発送し、また今年2月には第二期の11万冊を発送しました。
今後も第三期~五期にわたって資金を募り、印刷して送り届けることをビジョンとして掲げています。
しかし4月現在、インドは感染拡大を防ぐためにインド全土でロックダウンが行われており、経済活動がストップしています。
今回このプロジェクトを協力して行っている「ミッションインディア」から、COVID-19によるこのプロジェクトへの深刻な影響の状況についてのレポートを受け取りましたのでお分かちします(このメールは4月初旬に受け取ったものです)。
おはようございます。
インドのCOVID-19の脅威への対応についての現状をご報告します。
私たちの「キッズクラブ、識字教室、礼拝」などのすべての奉仕プログラムは、「集会」が関係しているため中止となっています。
トラック輸送と配布は必須の物品のみを運ぶことが許可されているため、現地パートナーへの聖書、マンガ、およびトレーニング資料の出荷も停止しました。スタッフは全員在宅勤務となっています。
COVID-19に対するインドの対応は、特に日雇い労働者にとって、途方もない混乱と困難をもたらしました。
職を失った労働者たちが出身の村に大移動しているというニュースは、みなさんもご覧になっているかもしれません。
政府はいくつかの食事提供センターと救援キャンプを設置しましたが、村の混雑具合は都市部よりもさらに悪化しています。
1918年のスペインのインフルエンザでは、インドが最も大きな打撃を受けました。このCOVID-19の流行は悲惨なものになる可能性が高いです。
しかし、そんな中でもミニストリーは続いています。
教会は、さまざまな技術を駆使して、会員との出会いと励ましを続けています。
FacebookのLIVE、ポッドキャスト、whatsapp、ZOOMなどを用いて祈り会と礼拝を行っています。
信徒たちはヒンズー教徒の隣人をこれらの祈り会に招き、ヒンズー教の友人に祈りと励ましを提供するよう呼びかけています。
組織的には、トレーニング資料をeラーニング形式に移行しているため、教会のリーダー、成人識字教室の教師、子ども聖書クラブのリーダーのトレーニングは引き続き継続しています。
インドはCOVID-19によって深刻な混乱と被害の中にあり、聖書配布プロジェクトなどもマヒしている状況です。インドの人々とこのプロジェクトのためにお祈りください。
ヒンディ語『マンガ メサイア』プロジェクトについてはこちらの記事もお読みください。
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