イラストレーター・ウェディングコーディネーターの根田ルツ子さんにインタビュー

今日はイラストレーターであり、教会の結婚式コーディネートなども手掛けている根田ルツ子さんをご紹介します。
ルツ子さんは、当サイトでダウンロードできる人気の無料トラクト『Amazing LIFE!!』の挿絵のイラストも描いてくださっています。

※『Amazing LIFE!!』ではルツ子さんがイラストを担当していない号もあります

 

ルツ子さんのプロフィール

福井県在住。福祉の仕事を経て美術の専門学校へ進み、現在は主婦として働く傍ら、クリエイティブに様々な活動をされています。

イラストレーターとして

トラクト『Amazing LIFE!!』の挿絵イラスト(下)はいつも大好評です。
他にも、「小さな命を守る会」を通して養子縁組したとあるご夫婦からの依頼によって描かれた絵本や、イラストポストカードなども制作しています。
明るく華やかな色使いと、やさしく丁寧なタッチは見る人の心をホッとさせます。
ポストカードは東宣社(東村山市・東京聖書学院内)などで販売されています。

ウェディング・コーディネーターとして

一方で「キリスト教会での結婚式」をコーディネートするコーディネイターとしても活動されています。
式プログラムのコーディネート、式場の装飾、ペーパー類の手配、ケータリングサービスの仲介など、教会で結婚式を挙げたいというカップルをトータルサポートしておられます。
あたたかく、神様の祝福を感じられる式をモットーに、これまでに20組以上のカップルのサポートを行い、現在も2組のカップルのサポートが進行中とのことです。

 

インタビューさせていただきました

イラストレーターとなったきっかけはなんですか?

私自身いまだに、「イラストレーター」と名乗るほどの自信は無いのです……。
元々絵を描いたり物を作ったりするのは大の苦手でした。
高校生ぐらいまでは自分のペースでできないこともあって、図工や美術の時間が大嫌いで。
絵を描き始めたのは大学生ぐらいのときから。授業中のちょっとした落書きなどをきっかけに、自分の気持ちを絵で表現することの楽しさを感じるようになりました。
本格的に絵を描きたいと思ったのは大学を卒業して福祉施設に勤めていた時です。
学童保育所で働く中で、自分の人生について深く考えるようになりました。
そんな中で「ターシャ・テューダー」という92歳まで絵を描き続けた絵本作家を知って、「私もこんなおばあちゃんになりたい」と思いました。
そうして仕事を辞めて、美術の専門学校へ進学しました。

 

トラクト「Amazing LIFE!!」のイラストを描くことになった経緯は?

元々執筆者の関先生とは教団のつながりで知り合いではあったのですが、そこまで話したことはありませんでした。
でも2年前にハワイに行ったときに関先生の教会に行く機会があって2週間ぐらい滞在しました。そこで自分のイラストのポストカードをプレゼントしたら、「実はこういうトラクトの話が来ていて、ぜひイラストを描いてほしい」というお話をいただきました。
初めはやってみたい気持ちが半分、不安が半分でしたが、思い切って引き受けてみました。

 

挿絵イラストを描くうえで、難しいと思うことや心がけていることなどはありますか?

ただ自分の書きたいものを描くのとは違って、内容に合ったものを描かないといけないので、文章からイマジネーションを沸かせてモチーフを考えるのはいつも苦労しています。
下絵の状態でいくつかのバリエーションを提案して、ディレクターさんにアドバイスなどをもらいながら選んでもらっています。

 

トラクトはこんな風に使ってほしいというようなイメージはありますか?

このトラクトは「THEキリスト教」という感じではなく、「宗教色」が抑えられているところ、渡しやすいところが何よりの魅力だと思います。
教会の人にあげるのはもちろん、教会外の友人や知人に何かプレゼントなどをする時に一緒にあげたりしても喜ばれるのではないでしょうか。
全体的に華やかで明るい雰囲気にデザインされていて、プレゼント感があるのでピッタリだと思います。
知人が牧会する教会では、教会の立て看板に毎月拡大したトラクトを貼って、道行く人に読んでもらえるようにしているそうです。

 

ウェディングのコーディネートをするようになったのはなぜですか?

昔から特に教会の結婚式の「会場装飾」に強い関心がありました。
7~8年前に友人の披露宴の司会をすることになって、色々と相談に乗っている中で、いくつものイマジネーションが湧いてきて、会場などもデコレーションすることになったのがきっかけです。

「目に見える形で世界観を伝える」ということに興味があって、一生に一回の結婚式の日、いつもの教会が特別な場所に変身して、結婚するふたりを祝福するということがとても素敵だと感じています。
それから友人や知人の結婚式があるたびに、湧き上がるイマジネーションが抑えきれなくて手伝わせてもらうということが何回もありました。
そのうちに、結婚を控えた友人や知人のほうから相談を受けることが増えてきました。

 

ウェディングコーディネートはルツ子さんにとってどんなお仕事ですか?

一般の結婚式場でも会場装飾の仕事をしていた時期もありましたが、とにかく楽しくて。
ただあまりに楽しくて、やりたいという気持ちが抑えきれないほどなので、「これは本当に神様の御心なのだろうか。私がやりたいだけなのではないか。」と悩むほどでした。

でも、やると喜んでくれる人がいたり、求めてきてくれる人たちがいる中で、これは必要な働きなんだとすこしずつ確信できるようになりました。
「結婚式=お金がある人達だけのもの」というイメージも残念で、結婚式はお金をかけなくてもあたたかくて素晴らしいものになるという事を知ってもらい、ぜひ一人でも多くの人に教会で結婚式をしてほしいなと思っています。
今は教会での結婚式を専門にコーディネートしているクリスチャンのコーディネーターがほとんどいないため、とても多くのニーズがある事も感じています。

またクリスチャンでない人たちが地域教会で結婚式を挙げたいと思っても、その準備などが教会員の負担となってしまうため、断られることがほとんどですが、せっかく教会が地域に開かれるための良い機会なのにもったいないなと感じています。
地域教会とも協力し合って、教会側にも必要なサポートを行って、教会が地域に開かれるためのお手伝いもできたらよいなと思っています。

 

これまでのあゆみを振り返ると、どのような道のりでしたか

スムーズにまっすぐ道を歩いてきたというわけではなくて、不器用なので、人生の方向に悩んだり、挫折したことも沢山ありました。
やりたい気持ちと実生活との折り合いをつけるのが難しくて、仕事は仕事で別にやりつつ、休みの日は寝ないでウェディングの作業をしたりしていたので、体力が追いつかずにノイローゼのようになってしまったこともありました。
でも自分の結婚を機に専業主婦となり、ある程度腰を据えてこれらの働きと向き合えるのですこしワクワクしています。
これからの道を神様に期待していきます。

プロジェクトの名前などもすでに考えていますか?

実は考えているものがあって、…自分の名前そのままなんですが、「Ruth Wedding」です。

……言われて気がつきましたが、そういえばピッタリですね!

そうなんです。本名がルツ子なんですが、聖書の「ルツ」といえば「祝福された結婚」の象徴なので、そのような結婚をサポートする働きをしたいです。

 

インタビューを終えて

ふんわり優しい雰囲気のルツ子さんの、主に従って素直に一歩一歩あゆむ姿に癒され、励まされました。
どんな困難な時も主が共にいて支えてくださること、ありのままの私たちを豊かに用いてくださることを感じました。
お働きがますます祝福されますように。
これからもすてきなイラストを楽しみにしています!

イラストのお仕事や教会ウェディングのご相談など、ルツ子さんへのコンタクトはこちら のInstagramアカウントへ。

Instagram@ruth_wedding.tsururutsuko

 

ルツ子さんのイラストが載ったトラクトはこちら

無料でダウンロードして使えるトラクト『Amazing LIFE!!』は隔月更新されています。
奇数月の月末にリリースされます。
ハワイのあったか牧師の包み込むようなトラクトは、キリスト教や教会に馴染みのない方でも渡しやすい内容です。

こちら からぜひダウンロードしてお使いください。

▶ 関真士のAmazing LIFE!!

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