新型コロナウィルスのために祈りましょう―武漢にある教会の牧師からの手紙

広がりを見せる新型肺炎

新型コロナウィルス性肺炎の流行を受けて、新生宣教団でも今週から時差通勤や可能な限りの車通勤が始まり、社員をはじめ出入り業者の方たちにも、うがい手洗いをお願いするなどの対策を取っています。

特にコロナウィルスが流行した中国武漢では今もなお都市が封鎖され、市民の外出も制限され、キリスト教会は礼拝や集会をする場を失って不安の中で霊的な戦いを覚えています。

以下の手紙はチャイナソースに掲載された、武漢にある教会の牧師から主にある兄弟姉妹へとして宛てられたものです。
先月、弊社職員が和訳してチャペルタイムで分かち合い、覚えて祈りました。1月末と少し前の記事ではありますがご紹介します。
(※この手紙は現地で闘っている牧師の生の声です。一部刺激が強い表現もありますが、熱い信仰が伝わってきますので、そのまま掲載いたしました。ご理解ください)

この危機に影響を受けているすべての人、特に武漢にいる私たちの兄弟姉妹のために私たちの祈りに加わってください。

武漢の牧師からの手紙
兄弟姉妹の皆さん、平安が皆さんの上にありますように。
このところ武漢肺炎のことが私の考えることと生活の中心になっています。
常に最新のニュースを見て、私たちの家族と教会がこれにどのように立ち向かうべきかについて考えています。

家族に関しては、マスクと食料を備蓄し、外出は極力控えています。やむを得ず外出を余儀なくされた時は、マスクを着用し、それ以上のことは主の御手にゆだねています。
教会に関しては、集会の安全、信仰の証し、教会員への感染の可能性、これらすべてが困難な状況の下に置かれています。私たちが信仰の試練に直面し大きなチャレンジを受けていることは明らかです。
たしかに事態は深刻ではあります。しかし、主の約束-すなわち、主の私たちへの思いは、平安であり災いではありません(エレミヤ29:11)、そして主は私たちを滅ぼすためではなく、建て上げるために試練の時を許されています。ですから、クリスチャンはこの武漢で、共に苦しみもだえるのではなく、むしろ恐怖に脅えている市民のため祈り、キリストの平安へと導く責任を担っています。

まず第一に、キリストの平安が彼らを支配することを求めます。(コロサイ3:15)キリストはすでに私たちに平安を下さっています。しかし、その平安とは災難や死を取り除くことではなく、むしろそのような状況の只中において平安を持つことです。なぜならキリストはそれらにすでに勝利しているからです(ヨハネ14:27,16:33)。この平安の福音を信じていなければ、世界と共に、疫病を恐れ、死に直面して希望を失っているでしょう。(エフェソ6:15)

なぜキリスト者のみに、この平安が与えられているのでしょうか。それは罪の為、人間には試練と困難の報いがあるからです。悪しきものには平安がない(イザヤ48:22)と主は言われます。わたしたちは以前は罪人でしたが、キリストは私達の身代わりにその罪を担い、キリストの平安をあたえてくださいました。
パウロはローマ8:33で、「誰が神に選ばれた者たちを訴えるでしょう。人を義としてくださるのは神なのです。」と言っています。クリスチャンは世が直面するのと同じ試練に直面します。しかし、その試練はもはや罰ではなく、全能の方へと近づき、聖い魂となる新なた成長の機会であり、福音を宣言する機会でもあるのです。
別の言い方をすれば、災難に私たちが撃たれてもそれはむしろ神の愛のひとつの形であると言ってよいでしょう。パウロは、「誰が、キリストの愛から私たちを引き離すことができましょう。苦難か、行き詰まりか、迫害か、飢えか、裸か、危険か、剣か。」と固く信じていました。「私たちは、私たちを愛してくださる方によって勝って余りあります。私は確信しています。死も命も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、高いものも深いものも、他のどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から私たちを引き離すことはできないのです。」(ローマ8:35-39)

今日において言えば、武漢の肺炎は、キリストの愛から私たちを引き離すことはできません。この愛とは主イエス・キリストのうちにあります。この言葉は私たちにとってなんという慰めでしょうか。私たちはすでにキリストの体の一部であり、キリストの苦しみも栄光も頂いています。キリストのすべてが私たちを建てあげ、私たちのすべてもキリストを建てあげます。したがってこの肺炎を前にしてもキリストは私たちと共にこの武漢にいるのです。
この肺炎はキリストを傷つけることはできず、私たちに危害を加えることはできません。肺炎で世を去るとしても、それはキリストを証する機会であり、キリストの栄光へと入っていくことなのです。
ですから、兄弟姉妹のみなさん。キリストの愛によって勇敢になってください。この疫病で死をより深く経験し、福音を理解すれば、キリストの愛をより深く経験し、神にもっと近づいていくことができます。私たちの主イエスは信仰を通して比類なき死の苦しみを経験しましたが、神は彼を死からよみがえらせ、神の右の座に座らせました。(使徒言行録2:32~36)
もしこの真実を読んでまだ平安がないのであれば、今までにのべた上記の聖書箇所を熱心に読むことと、平安があなたの心を支配するまで、主にその真理を分からせてください、と祈ってください。

これは単に目に見える災害ではなく、霊的な戦いであることを覚えてください。最初に自分の心のために戦い、次にこの都市の魂のために戦ってください。
あなたが、一羽の雀でさえ父の許し無しに地に落ちないと知っていることを切に願います(マタイ10:29)。多くの魂がこの病に直面していることは、神の範ちゅうの外にあることなのでしょうか? 私たちが経験しているのは、アブラハムがソドムに、ヨナがニネベに直面していることと同じではありませんか?
神が、一人の義人のためにソドムに対する裁きを、または右も左もわからない12万人のために破壊を差し止めたのなら、私たちが住んでいる武漢市はどうでしょうか? 私たちは明らかにこの武漢の義人であり、一人よりもはるかに多くの義人がいます。しかしロトのようにこの都市のために悩み(1ペトロ2:7)、アブラハムのように真摯に主にソドムのために祈ることができますか?(創世記18:23~33) 見てください。ヨナは神の言葉をニネベの町に伝えることに困難を覚えつつもそれを行い、それによってニネベは悔い改め救われました。私たちも同じく、アブラハムやヨナの町なのです。

私たちも神様の憐れみ(あわれみ)がこの武漢にあるように祈らなくてはなりません。そして、祈りと証をもって平安がこの町にもたらされることを。
私はこれが武漢に住む私たちクリスチャンに課せられた主の使命だと信じます。この町の平安を求めること、そしてこの病に侵されてしまった人が平安を得ること、最前線で奮闘している医療スタッフに平安がもたらされること、すべての政府関係者、そして武漢に住むすべての人がこの平安を持つことができることを。私たちはネットを通じて、福音をもって友人を慰め、導くことができます。私たちのいのちは私たちの手の中にあるのではなく、忠実で真実な神の御手にゆだねられていることを。 

ここ数日間、私は国外の牧師から多くの連絡を受けました。その方々とその教会は、武漢と私たちのことを心配しており、この事態に私たちと共に立ち向かい、仕えたいと申し出てくださっています。
その方々に、特にイエス様に目を向けるようにお願いしています。そして、私の事を心配したり、動揺したり、恐れたりせずに、イエスの御名で祈って頂きたいのです。すでに善良な方々、特に医療に従事している方々が自分の命をかえりみることなく日々奉仕してくださっています。彼らがそのような責任を引き受けることが出来ているのに、私たちが霊的責任を果たさない理由があるでしょうか!
もしまだ祈る責任を感じていなければ、主に愛する心と心から祈れる心を求めてください。もし泣いていないのであれば、主に涙を求めてください。
なぜなら、神の憐れみへの希望のみが、この都市を救うことが出来ると確信しているからです。

1月23日 武漢在住の牧師より

 

原文の記事はこちら

 

祈りをひとつに

新生宣教団の協力団体であるJCC(日本華人クリスチャンセンター)では、このために毎日夜10時から30分間祈り合う時間を持ち、各々の場所で祈りを一つにしています。

JCCのポスター

以下は、JCCで祈られている祈祷課題の一例です。

亲爱的弟兄姐妹,又到了我们同心合意,集中火力祷告的时间了!
22:00~22:30继续举起圣洁的手为中国祷告!!!

【诗127:1】
(所罗门上行之诗。)若不是耶和华建造房屋,建造的人就枉然劳力;若不是耶和华看守城池,看守的人就枉然警醒。

【伯26:12】
他以能力搅动大海(“搅动”或作“平静”);他藉知识打伤拉哈伯。

【伯26:14】
看哪,这不过是 神工作的些微,我们所听于他的是何等细微的声音,他大能的雷声谁能明透呢?”

1,为政府
2,为教会
3,为众民
4,为医护人员
5,为患者
6,为日本
7,等等

親愛なる兄弟姉妹、心を一つに合わせ、心を燃やして祈りを集める時が来ました。
22時から22時30分まで継続して聖なる清い手を挙げて中国のために祈りましょう。

【詩篇127:1】
主御自身が建ててくださるのでなければ家を建てる人の労苦はむなしい。
主御自身が守ってくださるのでなければ町を守る人が目覚めているのもむなしい。

【ヨブ記26:12】
神は御力をもって海を制し英知をもってラハブを打たれた。

【ヨブ記26:14】
だが、これらは神の道のほんの一端。神についてわたしたちの聞きえることはなんと僅かなことか。
その雷鳴の力強さを誰が悟りえよう。

1.政府のため
2.教会のため
3.人々のため
4.医療にたずさわる人々のため
5.患者のため
6.日本のため
7.などなど

 

新生宣教団でも毎日のチャペルタイムで、コロナウィルス流行の収束と中国のために覚えて祈ってきましたが、さらに中国・韓国・日本のために、この事を覚えてなお一層祈りを深めていきたいと思います。皆さまも祈りを共にしてください。

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