こんにちはハトコです。今日は「礼拝」についてお話したいと思います。
まずは「礼拝」ってどう読むかご存知ですか? 仏教では「らいはい」だそうですが、キリスト教では「れいはい」と読みます。漢字からも読み取れるように「礼」を尽くして「拝」するという意味で、クリスチャンは日曜日に集まって神様を「礼拝」します。なぜ日曜日なのかというと、イエス・キリストが日曜日の朝に復活したことに由来しています。
今日はキリスト教の教会の「礼拝」では何をするのか、服装は? 費用は?などなどをざっくりとお話していきます。
目次
牧師の家庭に生まれる。田舎でおとなしい子供時代を過ごしたが、高校卒業後に大阪に住んだことで性格が外交的に変わる。大阪の教会で牧師が1ヶ月にわたり語ってくれた十字架のメッセージを聞いて明確に聖書の福音が解るようになった。好きなことは「掃除」「イエス様に従うこと」。苦手なことは「整理整頓」「ホラーやスプラッター系全般」。(「掃除」と「整理整頓」は別物です!)。新生宣教団職員。
礼拝の時間帯は教会によっても違いますが、朝の10時頃からお昼ぐらいまでが多いと思います。礼拝の形式も個々の教会や、教団と言われる教派によっても個性があってそれぞれ違いますが、基本的には「お祈り」「賛美」「メッセージ(説教)」「献金」が行われます。
それでは一つずつ見ていきましょう。
お祈りは、礼拝の前半や途中、後半など、プログラムの節目で行われることが多いです。牧師が祈ったり、司会者が祈ったり、信徒が自由に祈ったり。これも各教会によって様々です。初めての方は目を閉じてその言葉に耳を傾けるといいでしょう。
クリスチャンが「祈る」というとき、それは神様との会話を意味します。
元旦に初詣へ行って願い事をする方も多いと思いますが、クリスチャンは願い事だけでなく、何でも神様に聞いたり話したりします。キリスト教の神様は全知全能ですが、とても身近な存在でもあります。あなたも悩み事があったら神様に話して(祈って)みてはいかがでしょう。
礼拝の中では神様を讃える歌を皆で歌います。これも教会によってスタイルは様々で、静かに讃美歌を歌う教会、にぎやかにバンド演奏で歌う教会、中にはコンサートのように音楽に合わせて踊る教会もあったりします。教会で歌う賛美のことを「ワーシップソング」ともいいますが、英語の「ワーシップ」の意味は「礼拝」です。礼拝の本質は神様を讃えることなので、賛美も礼拝の重要な要素と言えます。
牧師が聖書からお話をします。礼拝の中では一番時間を使うところです。
実は、始めて教会に来た人たちは「お話は覚えていないけど……」という人が多いです。なので、話の内容があまりわからなくても心配しないでください。反対に、「心に響くものがあった」とか「よくわからないけど心が安らいだ」という方もおられ、礼拝に継続して出席していく中で、人生の転機を体験される方も多くおられます。あなたの人生観、死生観も変わるかもしれません。
大抵の教会では献金の時間があります。献金用の袋や封筒が回ってきたり、おいてある献金箱に入れたり。これも教会によりますが、回ってくることが多いと思います。さてどうしたら良いでしょう。
まず、献金は参加費ではありません。礼拝は神様へ捧げるものなので、「献金」も礼拝の一部です。決まった額はなく、クリスチャンは神様への捧げものとして行います。
とはいえ相場は?と思いますよね。ほとんどのクリスチャンは毎週1000円~3000円ぐらいを捧げていると思います。(多分1000円が一番多いかも)。
献金は、神様から与えられている日々の恵みに感謝して喜んで捧げるものなので、献金の意味がまだよくわからない方はお隣に回しても構いません。それはちょっと……、という方は、思う額を(もちろん1000円以下でも全く問題ありません)準備されておくと良いと思います。
礼拝の中で行われることは、だいたいイメージできたでしょうか?
でも実際行くとなると、「服装は?」「お金かかるの?」「しつこく勧誘されたらどうしよう……」。「そもそもクリスチャンじゃない人が礼拝にいってもいいの?」という疑問もあると思います。
お答えしましょう。
基本的に自由です。最近は多くの教会がHPを持っていますので、行く教会の写真などを見て、雰囲気に合ったものでいいと思いますが、わからないときはお出かけする感じで、ちょっと小綺麗にしていけば大方問題ないでしょう。中には牧師がジーンズでメッセージというところもありますので。
また、聖書や讃美歌集などは備え付けがあるので、持っていなくても大丈夫です。
献金のところでも触れましたが、献金は参加費ではありません。では参加費は? はい、無料です。もし礼拝の参加費を取るなら、その教会は行かないほうが良いでしょう。
勧誘は一切ありません。自由に行き、合わなければ他の教会を探すのも最初はありです。もちろん合う教会が見つかったらぜひご自分の意思で続けて参加してください。継続は力なり、石の上にも3年、というように続けることで見えてくることもあります。もししつこく勧誘してくる教会があるなら、その教会も行かないほうが良いでしょう。
はい、大丈夫です。逆にクリスチャンでない方が礼拝に出席されると、教会側はとてもうれしくなります。そのため大歓迎されてちょっと引くこともあるかもしれません。
最初に少し様子を見たいだけの場合は、教会に入る時に見学で来たと伝えたほうが良いでしょう。
みなさんが神様のところに来ることを、クリスチャンはとてもうれしく思います。ですから、もし、礼拝に興味があれば、ぜひお近くの教会の礼拝に出席してみてください。
クリスマスやイースターの時期には、クリスマス礼拝やイースター礼拝が持たれ、一般の方も多く参加しますので、参加しやすいかもしれませんね。
通常の礼拝に行かれる際は教会に事前のメールや電話で「見学したい」などと連絡しておくと入りやすいと思います。(もちろん突然行っても問題ありません)
私の知り合いのクリスチャンも、初めて礼拝に参加した時には不安や疑問が多々ありました。
彼の初めての礼拝体験談をご紹介します。
最初、知り合いになった牧師先生から、「教会の礼拝に来てみませんか?」とお誘いを受けました。
この時、「この私が教会に……? 今まで行ったこともない礼拝に……?」と躊躇したのを覚えています。でもどんな所だろう? どんなことをするんだろう? という興味もあり、思い切って参加してみることにしました。
当日教会に入ってみると、皆さんが笑顔で温かく迎えてくださってほっとしました。そして、この日から毎週の礼拝に行くようになったんです。
もともと自然が好きで、漠然とこのすばらしい自然界は「誰か」が創造したにちがいないと思っていました。
礼拝に出ているうちに、私は天地を創造された本当の「神様」に出会うことができました。今は神様の素晴らしさを体験しながら、感謝の気持ちで過ごしています。
礼拝は神様を讃える時間です。全てのプログラムは神様中心で行われます。礼拝の中で人生において大切なことが見つかる体験をする人は多いです。また、死生観や世界観が変わったという人もいます。(私もその一人です)
礼拝には誰が行っても、どんな格好、また精神状態で行っても大丈夫です。悩みがあれば牧師に聞いてもらってもいいと思います。親身になってくれるはずです。
もし礼拝に興味があれば、ぜひお近くの教会を訪ねてください。
最近はコロナ禍の影響で礼拝をオンラインやZoomで行っているところも多いようです。HPなどを調べて問い合わせてはいかがでしょう。
全国の教会を検索できるWEBサイト もありますので、自分の家の近所にどのような教会があるか、一度検索してみるのもおすすめです。
▶ クリスチャン情報ブックWEB
また以下の「キリスト教の礼拝をこっそりのぞいてみませんか?」というページ では、色んな教会の礼拝の動画をUPしていますので、こっそりのぞいてみてはいかがでしょう。
▶ キリスト教の礼拝をこっそりのぞいてみませんか?
礼拝の中で持たれる、ちょっと聞き慣れない「聖餐式」「交読文」「使徒信条」や、「愛餐会」などについてはこちらの記事 でご説明していますので、こちらもお読みください。
ではまた。
ハトコでした。
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